読んだ本

定年ゴジラ --- 重松清 --- 文庫本

ここのところ、お下がり読書が続いている。 開発から30年、年老いたニュータウンで迎えた定年。途方に暮れる山崎さんに散歩仲間ができた。「ジャージは禁物ですぞ。腰を痛めます。腹も出ます」先輩の町内会長、単身赴任で浦島太郎状態のノムさん、新天地に…

シリウスの道(上・下) --- 藤原伊織 --- 文庫本

5月の下旬だと思うが・・・その頃に読んだ。 記録するのを忘れていた。 藤原伊織 昭和23(1948)年、大阪府生まれ。東京大学文学部仏文科卒業後、大手広告会社(「電通」らしい。)に勤務の傍ら執筆活動を始める。-- 中略 -- 平成19(2007)年…

ガラスの巨塔 --- 今井彰 ---2010/4/5 第4刷 単行本

読めばすぐにわかる。 全日本テレビ協会とはNHKの事だろう。 チャレンジXというのは、プロジェクトX。 小説の主人公、西 悟とは、この本の著者の今井彰、だ。 すごい内容の本だと思っ た。 これが、物語として作り上げた小説だと言うなら、 プロジェク…

ハッピー・リタイアメント --- 浅田次郎 --- 2009/11/25 単行本

2010年8月18日開始、20日完了。我ながら結構なスピードだ。 ・・・まぁ、ヒマとも言えるけど・・・^_^; 地位も名誉も金も無い定年目前の慎ちゃんとベンさんが狙う、人生逆転の満塁サヨナラホームラン! 最高の人生とは”たいそうな給料をもらい、テキトーに仕…

民王(たみおう) --- 池井戸 潤 --- 2010/5/25 単行本

ここのところの猛暑でなかなか「本を読む」と言う根性が湧いてこない。^_^; それに・・・新しいオモチャ(?)iPadを弄り回す方面にも気が行っていて、読書は暫らくオヤスミ状態だった。 この本も回してもらったもの、入手は8月の7日で17日に読み終えた…

トッカン 特別国税徴収官 --- 高殿 円 ---

高殿 円 (たかどの まどか) 1976年兵庫県生まれ。ライトノベルの人気作家。ノンフィクションも書く。漫画、芝居、映画の原作も手掛ける。 ライトノベルって?? ライトノベルの定義に関しては様々な説があり、明確にはなっていない。ただし、日経BP社『ラ…

セカンドウィンド3 --- 川西 蘭 ---

本日読了。 感想文は後日追記するとします。 この本は、これから長い旅に出かけます、おそらく。先ずは、東京・蒲田。 そこが終わると富山県。 作者の川西 蘭 様には申し訳ないが、少なくともあと・・・二人は回す事になります。 その分、印税が行きません…

ようやく 「セカンドウインド 3」 GET!! (^O^)/

作者の川西蘭さまのブログで、6月30日発売とあったので、昨日は新宿の紀伊國屋を手始めに池袋のジュンク堂などの大型店を 回ってみたが、無い ではないか(-_-#) ならば、と言う事で今日は日本橋丸善に来て見た。 おお あったぜ。 これからゆっくり読む…

エデン --- 近藤史恵 ---

これはデスネ・・・ これの 続きですよ。 エデン読み終えた! 私的には、この続編の方が前作より、さらに良かったな。 ライバルであるとともに、3週間一緒に走る仲間でもあり、 チーム一丸で、エースをアシストする! また、違うチームの相手と協力すること…

「家族トランプ」 --- 明野照葉(あけの てるは) ---

明野照葉 東京生まれ。東京女子大文理学部社会学科卒業。 発行所:実業之日本社 初版第1刷 2010/4/25 風見窓子 33妻。一般職の正社員として勤務する会社に不満はないし、寿退社する後輩女性を妬んでもいない。友人以上恋人未満の交際相手はいるけれど、べつ…

あすなろ 三三七拍子 --- 重松 清 ---

重松 清 1963年岡山県生まれ 早稲田大学卒業後出版社勤務を経て執筆活動に入る。 発行 2010年3月15日 毎日新聞社 より 泣かされたぜぇ~~ 登場人物は下記。 作者の意図通りに動いてくれた「出演者」って言えるかもだ。 この本は、職場の回し読み…

サクリファイス --- 近藤史恵 ---

近藤史恵1969年生まれ。この作品で大藪春彦賞を受賞。 サクリファイス・・・犠牲、捧げ物 サイクルロードレースをモチーフにしたミステリーだという。 ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと――。陸上選手から自転車競技に転じた白石誓…

永遠の0 --- 百田尚樹(ひゃくたなおき) ---

1956年大阪生まれ、同志社大学中退。本書で作家デビュー。 2006年8月 大田出版より単行本にて発刊。 僕:健太郎(26歳 司法試験浪人のフリーター) 姉:慶子(30歳 フリーライター) 祖母が亡くなってから祖父から聞かされた。 実の祖父がいた…

神様からひと言 --- 荻原 浩 ---

2002年10月 光文社刊 文庫本は、光文社文庫から2005年3月20日 初版1刷発行 大手広告代理店を辞め、「珠川食品」に再就職した佐倉涼平。入社早々、販売会議でトラブルを起こし、リストラ要員収容所と恐れられる「お客様相談室」へ異動となった…

果つる底なき --- 池井戸 潤 --- 1998/9 単行本

第44回 江戸川乱歩賞受賞作 第1刷発行 1998年9月10日 発行所 講談社 ¥1,500 (但し、回し読み) 東京マテリアルの倒産にから始まり、同僚への「客先預金の横領」の疑いが掛けられる。 その同僚坂本は蜂アレルギーで急逝する。 坂本が追っていた東京マテリ…

最終退行 --- 池井戸 潤 --- 2004/2 単行本で刊行

「文芸ポスト」で2002年夏号~2003年秋号に連載したもの。 その後、2004年2月の単行本発行を経て、2007年5月に小学館より文庫本で発行。 ん~!!ずいぶんと時間が経つものですね。 東京湾に眠るとされる「M資金」を脇役に置いての、勧善懲悪物語ですね。 悪…

銀行狐 --- 池井戸 潤 --- 2001/9 刊行

第44回江戸川乱歩賞受賞後の第一短編集との事。 短編集 初出誌 金庫室の死体 1998/10 現金その場限り 1999/夏 口座相違 2001/3 銀行狐 2001/7 ・・・・・・・・「銀行総務特命」の指宿修平が登場する。 ローンカウンター 1998/10 「銀行総務特命」を読んだ後…

銀行総務特命 --- 池井戸 潤 --- 2002/8 刊行

※ 感想文は後日です。

オレたちバブル入行組 --- 池井戸 潤 ---

久々に軽快な悪漢退治の物語に当たったようだ。(^^♪ 世の中、こんな事が有るようで無いだろう~・・・でも有るかも知れないナ、有るナ。 主人公は、東京中央銀行大阪西支店の融資課長 半沢直樹で、その妻の名は「花」。 石川県金沢市出身、慶応大学経済学部…

椿山課長の七日間 --- 浅田次郎 ---

ここの処、読書の捗がいく。 休みもあったせいもあるが・・・喰いつきの良いものを選んだせいかも知れない。 「浅田次郎」、何人かの人は「・・・全部読んだよ。」と言っていた。確かに快調に読んで行けるし、笑いもくれるし、涙もくれる。 文庫本の背表紙か…

失格社員 --- 江上 剛(えがみ ごう) ---

この作者も銀行のご出身ですね。 . 早稲田大学を卒業して、第一勧業銀行にお勤めでした。 . 初出、平成17年4月「小説新潮」 文庫本は、平成19年4月1日初刷。 . 意外と・・・今日的な話題の短編集でした、 . お題は 二神に仕えるなかれ:仕掛けられたヘッドハ…

鉄道員(ぽっぽや) --- 浅田次郎 ---

(書きかけです。) 先に読んだ、「月のしずく」の後書きで、 浅田次郎の代表作はこれだ!と力説されていたので・・・ブック・オフで(^^ゞ おお、結構なページ数だな。 辛気臭そうだし・・・喰い付き悪そうだから、時間が掛かるな、 と、思いきや!! え! …

月のしずく --- 浅田次郎 ---

「浅田次郎」・・・平成の泣かせ作家? 知ってはいたが、「プリズンホテル」 以来、その文体って言うか、「笑わせる」タイミングと泣かせるタイミングが心地よくて・・・また手に取った。^_^; 短編集です。 月のしずく これ以上は無い程の素朴な荷役夫「蟻ん…

坊主のぼやき --- 川西 蘭 ---

「あねチャリ」からはじまって、「セカンド・ウインドⅠ、Ⅱ」と・・・ にわかにファンになってしまいました。(^^♪ で、ブックオフで見つけてきましたよ。 川西さんには申し訳ないけど、古本なのでこの分の「印税」は入りませんね。(^^ゞ 「浄土真宗本願寺派末…

ブッダ --- 川西 蘭 --- & 著者のことなど

川西蘭さんの(「さん」とは馴れ馴れしいが、呼び捨ても憚られるので・・・お許し頂いて。)本は、 既に紹介しているが、「あねチャリ」 → 「セカンドウィンドⅠ、Ⅱ」 と進んできた。 勿論、読み応え充分でテンポも良い♪ ・・・が、時折間抜けな冗談が入って…

空飛ぶタイヤ --- 池井戸 潤 ---

池井戸 潤、先日回し読みで読んだ「鉄の骨」の作者。 池井戸潤(いけいど じゅん、1963年6月16日生まれ) 岐阜県生まれ。岐阜県立加茂高等学校、慶應義塾大学文学部・法学部卒業。 元三菱銀行 勤務。 そのダイナミックさに魅かれて前作に。 単行本は・・・ブ…

セカンドウィンドウⅠ & Ⅱ  --- 川西 蘭 ---

この作者の本、「あねチャリ」で引き付けられてその前作にまで手が伸びた。 「Ⅰ」と「Ⅱ」が既に出ている。 「セカンドウィンド Ⅰ」 主人公:溝口 洋、父は雅志(三才の時亡くなった) 元郵便配達の自転車 祖父 徹平 佐久間多恵(洋の幼馴染) 多恵の父:大吉お…

あねチャリ --- 川西 蘭 ---

ここのところ、読書のマイブーム再来。 タイミングよく、「回し読み」でこれが来た。まぁ、断るのもなんだと思ってカバンに入れた。 2009/12/5 初版第1刷発行 いや~! 喰い付きのいい本だ。青春スポーツ小説と言うジャンル?だそうだ。 ・・・チョッと気恥…

「鉄の骨」 --- 池井戸 潤 ---

正月も明けた頃だったか・・・ 富山特派員から「空飛ぶタイヤ」を書いた池井戸潤の「鉄の骨」、今建設業界人から絶賛されてるそうだけど読んだ?と話をされた。今年の第142回直木賞の候補作でもあると。 ふぅ~ん・・・買ってみるか、と思っていた目の前…

「梨の花」 --- 中野重治 ---

ようやく「読了!」です。 途中でのこの本の紹介はここ です。 昔の文庫本なんで・・・活字が小さくて、なかなか読み続けるってことが辛かった?ですね。 前回読んだ記憶は、途中で投げ出してます。 なんせ、冗長的な記述、しかも福井は丸岡弁で、ってのが退…