神様からひと言 --- 荻原 浩 ---

2002年10月 光文社刊
文庫本は、光文社文庫から2005年3月20日 初版1刷発行
 
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大手広告代理店を辞め、「珠川食品」に再就職した佐倉涼平。入社早々、販売会議でトラブルを起こし、リストラ要員収容所と恐れられる「お客様相談室」へ異動となった。クレーム処理に奔走する涼平
実は、プライベートでも半年前に女に逃げられていた。ハードな日々を生きている彼の奮闘を、神様は見てくれているやいなや・・・・。サラリーマンに元気をくれる傑作長編小説。
 
大雑把には、トップの品質不正を、閑職で日陰に追いやられた若い社員がどんでん返しをするって物語ですね。
まぁ、痛快と言えば痛快。

珠川食品:「タマちゃん麺シリーズ」を販売。前身は「玉川漬物」
       従業員730人。国内に工場4ヶ所、研究所2ヶ所、アジアにも生産拠点を持つ中堅
 
会長 玉川正次(隠遁中)、社長 玉川和雄(元銀行マン 娘婿)
副社長 玉川政彰(会長の孫)
専務 溝口
大株主の明石町(吉野某 会長が永年親しかった女性)
 
げんこつ亭 店主 光沢
東州製麺

主人公 佐倉凉平、逃げて行った女、宮野リンコ

お客様相談室
 本間室長、篠崎主任、神保
羽沢:ネット上のクレームや誹謗中傷の監視
宍戸由里(元社長秘書)