冬の時期は寒いせいか本を読む耽る場所が見つけられなくて進みません。
・・・ええ、家の中ではあまり読むことはありませんね。大体は、飲んだくれているかテレビを見呆けているかの何れかですからね。
ひさびさに書店に入ったら目についたこの一冊。
パラパラっとめくってみると女性のおひとりさま向けの様な気がしましたが・・・共感を覚える箇所なぞも有りそうだったので買い求めました。
読み切るまでに・・・結構時間が掛ったな。
まとめは帯にも書いてある通り、『誰でも最後は一人老後は怖くない』って事ですね。
前後しますが、「介護される側の心得10カ条」ってのも興味深いですね。
で、文末の一文を引用しておきましょか。
おひとりさまの「死に方」まとめ、五カ条。
その1 死んだら時間をおかずに発見されるように、密でマメなコンタクトをとる
人間関係をつくっておくこと。
その2 遺したら残されたひとが困るようなものは早めに処分しておくこと。
その3 遺体・遺骨の処理については、残されたひとが困らない程度に、
希望を伝えておくこと。
その4 葬式とお墓についても、残された人が困らない程度に自分の希望を
伝えておくこと。「おまかせします」といわれても困るが、
逆にあまりにオリジナルだったりふつうでなかったりして、
それを実行するひとが困惑する様な希望は遺さないこと。
あくまで他人がやってくれることと知るべし。
その5 以上の始末が最後までとり行える程度の費用は、謝礼とともに用意して
おくこと。ひとが動く費用はタダとは考えないこと。
単行本 平成19(2007)年7月 法研刊
文庫本 2011年12月10日 第1刷 文芸春秋
ボクより二つ上のお姉さんだな。
2009年には「男おひとりさま道」も刊行しているそうだ。
それに、文庫版あとがきに、下ネタ本と称して「スカートの下の劇場」ってのに触れていた・・・なら、こっちは読まねばなるまい。