永久三年(1115年)初夏、白川法皇さまは六十三歳に、そして璋子(たまこ)さまは十五歳になられたが、お二人の関係はいよいよ親しくこそなれ、冷める気配はまったくなかった。 ・・・ この日、大治四年(1129年)7月7日、巳の刻、法皇様は御歳七十七歳でおなくなりになられた。 (文中より抜粋。)
う~~ん。
単なる「官能小説」(しかも、世のおっさん達が期待しているところからは遥かに中途半端)と言われない歯止めとしては、『文藝春秋』と言う看板とこの時代の皇室を題材としているからかも知れない。
平安の時代に詳しくかつ造詣の高い方々には興味を魅かれる場面があるのでしょうね、きっと。
かつてのワタナベジュンイチ作風から手に取ったおっさんは・・・がっかりするのかも知れない。
かつてのワタナベジュンイチ作風から手に取ったおっさんは・・・がっかりするのかも知れない。