ロスジェネの逆襲 --- 池井戸潤 --- (単行本)

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登場人物は下図。東京中央銀行から東京セントラル証券に「出向」した半沢直樹を中心に物語は動きます。

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世代分類はこうらしい。(帯から転載)

振り切る団塊世代
1947~49年に生まれた第一次ベビーブーム世代。持ち家やクルマがステータス。バブルの生みの親?
※ kentaくんは、1950年生まれ

危機感亡きバブル世代:
1980年代後半~90年代初頭に大量採用された人たち。お荷物世代、穀潰ぶし世代ともいわれる。
※ kentaくんは、30~40歳、課長補佐から課長の頃で東京に居たな。

割を食うロスジェネ世代:
1994~2004年の就職氷河期に社会に出た人たち。バブル世代の管理職にこきつかわれている。
※ kentaくんは、44~54歳、1998年に東京を離れ、金沢に居た時期。

この物語、ときは2004年。
銀行系列子会社東京セントラル証券の業績は鳴かず飛ばず。そこにIT企業の雄、電脳雑伎集団社長から、ライバルの東京スパイラルを買収したいと相談を受ける。アドバイザーの座に就けば、巨額の手数料が飛び込んでくるビッグチャンスだ。
ところが、そこに親会社である東京中央銀行から理不尽な横槍が入る。責任を問われて窮地に陥った主人公の半沢直樹は、部下の森山雅弘とともに、周囲をアッと言わせる秘策に出た。
胸のすくエンタテインメント企業小説!(帯より転載)


「世の中全体が、バブル崩壊後の不景気と言う名のトンネルにすっぽりと入り込んでしまい、出口を見出そうともがき苦しんでいたこの十年間。1994年から2004年に亘る就職氷河期に世の中に出た若者たち。その彼らを、後に全国紙の命名により、「ロスト・ジェネレーション」、略してロスジェネ世代と呼ぶようになる。(文中より転載)



本書は「週刊ダイヤモンド」2010年8月7日号から2011年10月1日号まで連載されたものに加筆修正したものです。

2012年6月28日 第1刷発行