戦後史の正体 --- 孫崎 享 --- (単行本)

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元来このジャンルの読み物はあまりと言うか・・・ほとんど、読まないのですけど、
下の枠内にありますが、石川県小松市出身と言う事が目にとまりました。
ええ、読破には根気が要りましたわ。
1945年から2012年までの事象に触れてますので、今日的な領土に関する話題に付いても参考になります。

孫崎 享(まごさき うける、1943年 - )
日本の外交官、評論家。筑波大学国際総合学類講師、城西国際大学大学院人文科学研究科講師。
ウズベキスタン駐箚特命全権大使、外務省国際情報局局長、イラン駐箚特命全権大使防衛大学校人文社会科学群学群長などを歴任した。(Wikipediaより抜粋)
生い立ち:
1943年、満州国奉天省鞍山市にて生まれた。日本の特殊会社たる南満州鉄道が設立した鞍山製鉄所(のちの昭和製鋼所)に父が勤務していたため、満州国にて暮らす。太平洋戦争終結にともない、父の故郷である石川県小松市に引き揚げた。小松市立松陽中学校を経て、金沢大学教育学部附属高等学校を卒業した。中学校の恩師に宮田恭子がいた。東京大学法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格したため、大学を中途退学し外務省に入省した。
(Wikipediaより抜粋)

「高校生にも読めるように」を念頭に書かれた本だそうです。

太平洋戦争に「負けた」ニッポン、『戦争を知らない子供達』の先頭を行くジブン・・・
「なんかおかしいな?」と思っていた疑問をやや解かしてくれた一冊でした。

何てったって、ニッポンは連合国軍=アメリカに負けたんですから、いやいやもっとですな「無条件降伏」なんです、無条件!。敗戦国の事実は厳然と有ります。
受け入れる、入れないは別にして、ここの事実認識が大事ですよ!!
つまるところアメリカの「言うなり」でも文句の言える立場ぢゃないんですよね。

そこを、うまいこと「オブラート」に包んで我々子供達に見せてきたんでしょう。
そこに「加担」と行ったら失礼ならば・・・協力とか共同してきた政治、教育、報道、社会活動があったんでしょうね。

・・・あまり根掘りハホリするとややこしくなるんで、以上総代 m(_ _)m



追記
内閣総理大臣安倍晋三は、この作者の言い分によれば・・・
身内とか親しい元総理(岸信介佐藤栄作福田赳夫)は「自主派」(「対米追随派」では無い)ですね。

母方の祖父の岸信介(第56・57代内閣総理大臣)、大叔父の佐藤栄作(第61 - 63代内閣総理大臣

1987年(昭和62年)に松崎昭雄・森永製菓社長の娘で電通社員の昭恵と結婚する。この時媒酌人を務めたのが、清和研創始者福田赳夫だった。(Wikipediaより抜粋)

こんな事実も有る様です。↓
2009年から2010年にかけての鳩山由紀夫政権時には、普天間基地代替施設移設問題を巡り、数多く登場した「鳩山ブレーン」と称される人物の一人として盛んにメディアに登場した。普天間飛行場アメリ海兵隊については機能分散移転論に立ち、鳩山に長崎県大村や福岡県築城等、九州各地の自衛隊施設内に海兵隊機能を分散して移転する案を提言したとされるが、採用されなかった。(Wikipediaより抜粋)

かつての首相、評判はよろしく無かった鳩山首相の、沖縄普天間基地移転について「最低でも県外移設」と言った言葉が正しく思えてきます。




2012年8月10日 第1版第1刷発行
2012年10月10日 第1版第8刷発行

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企画編集 書籍情報社