いつものおさぼり処で浅田次郎のエッセイ文庫本「つばさよつばさ」を読んでいた。
『台北の街角で』の章。
雨宿りしていたら林田桶店という桶屋に出くわした。で、その店の主人と話をした。日本語で・・・
---- どうも話が長くなるなぁ、手短にしよう。
この店の主人は、神田で桶作りの修行をしていて日本の敗戦で台湾は台湾に戻ってしまってもここで桶屋を続けているとの話で・・・
ある時、桶作りの腕前を確かめる為に日本に行ったが東京では見当たらなかった。でも、
「川越で見つけたよ。いい職人だった」
・・・と言うくだりだ。
閃いた! その桶屋を見てこようと
池袋からだと、東武東上線の急行 で32分。
川越と言えば小江戸は勿論だが、「芋(いも)」だ。
古い蔵元の建物を活用した観光施設も整備されている。
・・・無電柱化して、足下も石畳だ。開放感がとてもいいわ。でも、まだこの辺りは序の口。
おお!
越後のちりめん問屋の爺さんと助さん、格さんが歩いて来そうな景色だわ。
「蔵造りの町並み」一番街と称する。
近代の建物も・・・レトロ感が漂います。
本川越駅近くの街中を歩いていると・・・
「高級越前打刃物特約店」の看板がありました。
ここは埼玉県。
このお店のショーウインド。
(左下のマークをクリックすると大きな画面で見れます。)
洗濯板(大 2,520円)
鰹節削器(6,980円)
・・・買う人、居るんでしょうか、でも懐かしい品々です。
まだまだ見所が一杯有りました。(↓)
縁結びの木、菓子屋横丁、料亭、西武特急「小江戸号」・・・
ゆっくり訪ねたいです。
で、くだんの「桶屋」さん。
このお店ではないかと思ってます。違ってたら m(_ _)mチャイ。
2006年3月11日の「ぶらり途中下車の旅」(NTV)でも紹介されていました。
そのページは こちら。