「毎日が日曜日」 --- 城山三郎 ---

作者:城山三郎(1927~2007) 名古屋生まれ
海軍特別幹部練習生として終戦を迎えた。
一橋大卒業後、愛知学芸大に奉職、景気論等を担当

昭和50年2月から朝日新聞に連載。
昭和51年4月 新潮社から刊行。

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 主人公:超一流の総合商社「扶桑商事」に勤める 沖 直之

 沖の家族:妻 和代、長男 忍、長女 あけみ

 沖の元上司で仲人も務めた 笹上丑松

 その実間もなく閉鎖される京都支店へ支店長として赴任するところから始まる。
 海外勤務から本社内勤となって間もなくの事。
 帰国子女の長男 忍は高校一年生で、生活習慣の違いからオートバイ通学を特別に認められる。
 長女のあけみは、小4だが小3に入るも馴染まない。

 笹上さんは、間もなく定年を迎え「バンザイして会社を去る」ことを旨にしていた。
       海外勤務中に妻、三千代と離婚、二人の子供たちは海外でそれぞれ暮らす。そして定年。

要は・・・定年を迎えると何もする事がないってことは「大変なことだよ!」と言うことらしい。
何でもいい、軽くてもいい「頼りにされる」ことが毎日を生きさせる。
軽い責任であっても「やらなければならない」事が有るから動き回ることができる・・・って事ですね。

人とか集団に関わって今日まで生きてきた性と言ってしまえばそうかもですが・・・明日はわが身ってことで、やや空恐ろしいことに^_^;

どうすっかなぁ~

晴耕雨読」「陶芸」「園芸」「ゲートボール」「ゴルフ」「囲碁・将棋」「ボランティア」・・・
無芸多飲のボクには大きな問題だイメージ 2