赤田風(あかたふう) @ 沖縄県那覇市首里赤田

【2011/6/15の夕飯】
 
一日目のディナー  (ディナーと呼べるのはこの日だけ。 )
 
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琉球宮廷料理」と銘打ってます。
一日二客のみ、予約制。
 
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イメージ 2先ずは・・・暑いのでビールを。
アサヒかオリオンのチョイスが出来る。
 
勿論、ここは沖縄
 
「オリオン」ですね。
 
オリオンビールのHPより。
 
当社は、昭和32年5月18日、具志堅宗精氏(故人)が中心となり、資本金5,000万円(軍票B円)で創立しました。
戦後沖縄の社会経済復興には第二次産業を興さなければいけないという創設者の強い意志が実を結び、今では沖縄を代表する製造業へと発展を遂げました。
 
平成14年4月 アサヒビール株式会社との包括的業務提携の覚書を締結
 
 
 
 
では・・・「お品書き」に沿ってお料理を。
 
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お味・・・材料と調理法から言って、勿論柔らかいです。
油味噌の不思議な香りが口の中で広がります。
 
ぽーぽー(炮炮)は、
小麦粉を適量の水で溶き、フライパン等の平たいで焼き、油味噌やソースを薄く塗ってくるくる巻いた沖縄料理。
昔の沖縄県では「ユッカヌヒー」(5月4日、本土のこどもの日に該当)に子供の成長を願って、ごちそうの一つとして作られていた。琉球王国の宮廷では東道盆の一品とされた。現在でも地元の居酒屋のメニューに登場する、手軽で人気のある料理である。沖縄県中頭郡読谷村楚辺の楚辺ポーポーが有名。
 
他の説明では、
味噌餡(アンダンスー)を中心にしてくるくると巻いて仕上げたクレープ状の料理。中華料理から伝来した料理といわれる。
 
※ アンダンスーは、沖縄料理の一つで、味噌を油で炒めたもの。食用の舐め味噌の一種。
   油味噌(あぶらみそ)アンダは油、ミスーは味噌の意味。
 

中味のお吸いもの

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あっさり目のすまし出汁にコクがあって、美味い。
この紐状のものも出汁とあいまって食感もなかなかいいわ。
 
中身汁、または中味汁なかみじる)は、沖縄県の郷土料理の一つ。
中身とは豚の内臓を指し中身汁はそれら(腸、胃)を具にした吸物。
中身は短冊状に切り、何度も茹でこぼしたり、塩を振って揉み洗いしたりして、臭みを取る。
鰹節で出汁を取り、下ごしらえをした中身と、豚肉、椎茸、コンニャクなどを入れて味を調え、あっさりとしたすまし汁に仕立てる。
食べるときに、好みにより下ろし生姜や小口切りにした青ネギを加える。
 

芋くず アンダギー

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これは、お店の方の説明で理解できました。
沖縄の紅芋と芋葛をこねて揚げたもの。
中はもっちり外はカリカリの食感。
 
ネットで探してみると・・・
デザートもしくはおやつとして作るそうですな。
で、最近は「芋くじアンダギーの素」ってのも売られているようです。
 
因みに、「アンダギー」とは沖縄の方言で
天ぷらもしくは揚げ物を言うそうです。  って分ってみるとチト残念な気分。
 

盛り合わせ   ミヌダル、田芋唐揚、苦瓜梅酢漬、甘草

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右側、黒いモノ・・・ミヌダルです。
うん
味噌漬け肉の味と胡麻の香りがきます。
 
次に左上の、田芋
懐かしい食感です。大きめの里芋の味と同じかも。
 
苦瓜の梅酢漬け・・・これはいい 
どうイイかって? あっさりと酸っぱいとこ♪
後を引かない恋愛に似て・・・^_^;
 
ミヌダル:
豚肉を黒ごまと味噌に漬け込んで蒸し上げたもの。

タイモ(田芋):
浅い水を張った畑(水田)で栽培されるサトイモ ミズイモ水芋)」とも呼ばれる。
 
水中で栽培するためネズミに食べられたりモグラに荒らされることがなく、台風にも強いため非常用の食糧として重宝されている。
 

盛り合わせ   花イカ、昆布巻、揚蒲鉾、からし茶蒲鉾、卵

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ここは特に解説は要りませんね。
・・・と思ったのですが、「花イカ」!?
 
イメージ 7ヤリイカの赤ちゃんを言うところもあるようです。
。。。実は、ボクもイカの種類かと思ってましたが、どうやらここでは
 
「花イカ」という一品。
飾り切りされたイカを茹でたもの
 
の様です。
沖縄の海にいる、特に大きい甲イカを使って飾り切りしたもの?のようですな。
 
因みに、これは何を形作ったのかな。シーサーだと思ってます、ハイ。
 

豆腐よう

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お品書きには書かれていません。
今ではメジャーな食べ物?
酒の肴になってます。
これに合うのは・・・テキーラ泡盛ですね。
 
【とうふよう】 
中国伝来のもの。豆腐を麹と泡盛に漬け、醗酵させて作った珍味。作るのに約半年かかる上、熟練を要するという。酒の肴として大変好まれるが、かつて辻(那覇の遊廓)では特別のなじみ客にだけ出したという貴重なもの。泡盛の香りが濃厚で、ウニのようなチーズのような味は賛否両論。
(「沖縄大百科」より)
 

昆布イリチー

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歯応え良くって・・・
胃の消化能力がチト心配。^_^;
 
【いりちー】 料理法の一つで,料理する素材はだいたい水分の少ない物で,色々な素材と組み合わせるという点では,他の調理法と変わらない。おもに「炒め煮」に近い調理方法をこう呼ぶ。材料は小さく切り,汁気が飛ぶまで煮含めるように料理し,乾物を使う料理も「イリチー」と呼ぶことが多い。クーブ(昆布)イリチー,カンピョウイリチー,ウカラ(おから)イリチーなどがある。(「沖縄大百科」より)
 

ドゥルワカシー

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素朴な味です。
 
「泥沸かし」という意味です。
田芋を煮ると、まるで泥を煮ているかのように見えることから、このような名前が付いたそうです。
 
と言った解説もありました。
 
【どぅるわかしー】 祝い料理の一つ。田芋とその葉柄(ずいき)を主材料にして、豚肉、しいたけ、カマボコなどを豚だしで煮込んで練り上げ、塩味で仕上げた料理。田芋は親芋の周辺にたくさんの小芋がつくことから、子孫繁栄を表し、縁起のよいものとして、祝いにはなくてはならない食材である。(「沖縄大百科」より)
 

耳皮さしみ

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いつも食べている「さしみ」とはほど遠い??
何かの手違いかなと寛容に思ってまして ^_^;
やはり・・・(下記参照)
そうだったんですね。ピーナッツ和えだとか。
 
 
沖縄では酢の物の和え物のことを さしみ といいます。
豚の顔、耳の部分を使います。
汚れを取り水煮をして薄く糸状に切り、塩漬けにしておきます。
塩ぬきをして地豆をすり潰し、酢を加えて作ったたれに、きゅうり、もやしを入れて和えます。 
 
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形はあるが・・・
とろけてしまいそうな柔らかい豚肉。
このかたちはこの日以降も
何度か見られました。
 
沖縄県の郷土料理。
元々は琉球王朝の宮廷料理であった。皮付きの三枚肉(アバラ骨の周囲の肉を指す。を用いる。沖縄方言本来の発音ではラフテーが正しいが、近年ではラフティーという表記・発音がされている例も目立つ。
沖縄そばの具や、正月料理や法事の重箱に用いられる「三枚肉(の煮付け)」に似た料理であるが、宮廷料理であるラフテーは、主に観光客向けの沖縄料理店でのみ供される。甘辛く濃い味付けで箸で切れるほど柔らかく煮込まれており、薄切りではなくある程度の大きさのある塊のまま、他の具材とは合わせずに単品で供される点が、庶民料理である「三枚肉」との相違点である。
 

ジューシー  ウサチ小

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「ジューシー」
沖縄風炊き込みご飯とのことです。
特徴的には・・・
「豚肉と昆布の旨みがしみ込んだ、・・・」
ってところでしょうか。
 
「ウサチ」
要は、「酢の物」ですな。
ポイントはシークァーサーのしぼり汁?
 
ウサチ:
アッサリとした酢の物、作り方もいたってシンプル。
キュウリを薄くスライスします。そこへ、酢を水で薄めて、砂糖とミリンを加えた甘酢をかけます。 
さすがにこれだけでは味気ないので、甘酢の香付けにシークァーサーを数滴(レモンでも良い)。 
 

デザート

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泡盛 二種 「瑞泉」と「瑞穂」
お店お薦めの二種を頂きました。
 
【あわもり】 タイ米と黒麹菌から作った沖縄独自の蒸留酒。寝かせば寝かすほど熟成し、芳醇な味となり、「古酒(クース)」となる。
 
琉球王朝の時代は、泡盛醸造首里城近辺でしか許可されていなかったそうです。今では沖縄全島そして近くの島でも作られていると聞きました。
 
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 瑞泉
 
瑞泉酒造は、1887年に創業された琉球泡盛の製造販売元です。
世界遺産として知られる首里城に隣接した酒蔵には、毎日多くのお客様が見学に訪れます。
泡盛は、米と黒麹菌を原料にした日本国内最古の蒸留酒といわれ、その歴史は15世紀の琉球王府時代にさかのぼります私たちは、首里の地に受け継がれた伝統の泡盛づくりの技を何よりも大切にした商品づくりを心がけております。(HPより)
 
 
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瑞穂 
 
北海道発の「鍛高譚」も出しているオエノングループの泡盛だ。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
初めての沖縄でした。
 
沖縄料理・・・最近は都内でも看板を見ますが、ゴーヤチャンプルーとか豆腐ようぐらいしか思い浮かべません。
それに付けても「豚」を使った料理が多いです。豚の「ひづめと鳴き声以外は全部食べる」と言われるほど食べ尽くす・・・
 
静かに、かつじっくりと沖縄の味を堪能するには、やはりこんなお店を探すのが一番です。
納得の沖縄の味でした。\(^o^)/
 
 
住所:沖縄県那覇市首里赤田町1-37
電話:098-884-5543
 
ホームページはこちら  http://www.akatafu.net/