「香り かぐわしき名宝展」 @ 東京芸術大学美術館

今日から東京は雨模様が続く日々の予想です。
昨日の蒸し暑い気温から14℃ほど急降下して日中は15℃前後で推移してます。
雨も結構な勢い。

そんな日は…街中を歩くのも一苦労。…なので、一息 イメージ 2

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「香り かぐわしき名宝」展 Fragrance - the Aroma of Masterpieces

  会  期:2011年4月7日(木)~ 5月29日(日)
  会  場:東京藝術大学大学美術館(東京都台東区上野公園12-8)
  開館時間:午前10時 ~ 午後5時(土曜日は午後6時まで)*入館は閉館の30分前まで
  休 館 日 :月曜日休館(ただし、5月2日は開館)
  主  催:東京藝術大学日本経済新聞社
  協  賛:ゲラン、日本興亜損害保険、日本ヒューレット・パッカード
  お問い合わせ:ハローダイヤル 03-5777-8600

  ホームページ → http://kaori.exhn.jp/top.html

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いやはや、勉強になりました。

 
香道」というものが存在する事は知ってはいましたが…奥は、深イイ。
 
「源氏香」なることや…
 
「志野流」なんて流派が有ることなど、など。




源氏香


イメージ 4こちらのページが分り易いです。
 
下記は、こちらからの転載です。「源氏物語の匂ひ」

源氏香とは組香(=何種類かの香りを組み合わせてその香木の香りを嗅ぎ当てる遊び)の一つです。

源氏香では5種類の香木を5包ずつ合計25包を混ぜ合わせて、そこから無作為に抽出した5包を順に焚いて、香席に5回聞香炉が回されます。香席の客は、香りを聞いたら、紙の上に右から順に縦線を引き、同じ香りと思うものは、縦線の上の部分を横線で繋ぎます。そして、5回香りを聞いた後にその図を、源氏物語の巻名に当てはめられた「源氏香之図」に垂らし合わせて、巻名で答えて遊びます。

要は・・・香の匂いを五回嗅いで、どれとどれが同じだったか?を当てるゲームです。
勿論、全部同じって事もあるし、全部違うって事もあり得ますね。

って、書いてしまうと色艶・・・台無しですね。 イメージ 5



展示会の趣旨
6世紀、仏教伝来とともに日本人は香木を焚くことを知りました。 以来、日本では「香り」を仏教文化、 貴族文化、武家文化、庶民文化の中ではぐくみ、 世界に稀な香りの文化を生み出してきました。 本展覧会は、香りにまつわるさまざまな美術作品を紹介しながら、目に見えない香りの魅力を、人間の五感や想像力を頼りに味わっていただこうというものです。

本展は、「香りの日本文化」「香道と香りの道具」 「絵画の香り」という大きく3つの柱で構成されます。「香りの日本文化」は2章にわけて、古代から近代までの日本人と香りとのかかわりを名宝の数々を通じて概観します。「香道と香りの道具」では室町時代以降、茶道、華道とともに独特な発展をとげた香道の世界を選りすぐった香道具を中心に史料を交えて紹介します。 そして、「絵画の香り」では、江戸から近代にかけての絵画作品の中から、<描かれた香り>をテーマに精選した名作を展示いたします。

そんな歴史ある「香りを極める」みち・・・が、「香道」って事でしょうか。

香道

以下は、Wikipediaからの転載です。

香道(こうどう)とは、香りを楽しみ、日常を離れた集中と静寂の世界に遊ぶことを目的とした芸道で、一定の作法のもとに香木を炷(た)き、立ち上る香りを鑑賞するものである。聞香または香あそびということもある(たくは炷(火篇に主)であるが、一部の日本語環境では表示できない可能性がある。以下同様)。
 
同時に、香席に飾られたり、手前に使用する道具は美術的要素が高く(後述)、組香(後述)の記録紙には書道の要素が加わることなど、総合芸術といわれる。元来は公家の素養とされ特に三条西家が代々伝えた。

現在は、「御家流」(おいえりゅう)と「志野流」(しのりゅう)の二つが主流となっている。江戸時代には加えて「米川流」(よねかわりゅう)が盛んであった。