まぁ、テレビ画面みたいなもんですが、それなりに工夫があって、難なく読めますね。
余談ですが、これに日本経済新聞を毎朝自動的に落としてます。電車の中では新聞と本・・・気分によって見分ける事が出来ます、なかなか便利。電池の持ちを気にしなくても良いのがいいですね。
この小説も釧路が舞台になってます、文中にもはっきり書かれてますね。
・・・なので、釧路の印象付けに関して「ちょっとぉ、大丈夫かぁ」と要らぬ心配もしちゃう。
胸の内がワザワザして終わっちゃった感じの読後・・・スケベ根性で手に取った読み物でしたが(あはは)、期待は外れるし苦手なジャンルでした。
※( )内は、初出誌の年月で何れも「小説すばる」
★恋人から投稿ヌード写真撮影に誘われた美幸は、廃墟となったラブホテルを訪れるが…。『シャッターチャンス』(2010年4月号)
★「人格者だが不能」の貧乏寺住職の妻は、檀家からお布施を得るためにある行動をとっていて…。『本日開店』(単行本書きおろし)
★大人のおもちゃを卸す販売員・・・『えっち屋』(2010年7月号)
★舅との同居で、夫と肌を合わせる時間がない専業主婦。新盆の日、突如浮いたお金でホテルに行くことを思い立ち…。『バブルバス』(2011年2月号)
★妻の浮気に耐える単身赴任中の高校教師。妻に黙って突然の帰省を思い立ったが、道中、親に家出されたという女子生徒がついてきて…。『せんせぇ』(2011年7月号)
★ホテルローヤルの掃除婦と音沙汰のない息子・・・『星を見ていた』(2010年12月号)
★ホテルローヤルのオーナーが決意した頃、「ローヤル」の出自?・・・『ギフト』(2012年3月号)
著者自身も「ずっと書きたかった」「自分の作家人生のターニングポイントとなった」と自認する、記念碑的作品。2012年度直木賞候補作『ラブレス』につながる、気鋭の作家が贈る、ラブと性愛(エロス)の世界。
※ ほぼネット上の書評からの転載。m(_ _)m