日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体 --- 深尾洋子 --- 新書

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田亀:池や沼にすむが、水田という恵まれた環境の中で繁栄してきた水生カメムシで、どこの水田にもふつうであった。(コトバンクから抜粋)
箍女:この本で言う嫁となった「女」のこと。「箍(たが)」にはめられた女。


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何ともおぞましい題名と表紙絵ではございませんか?

週刊誌だったかな、書評で紹介されてましてその「題名」に惹かれて記憶に残ってました。で、本屋で見かけて衝動買い。

なんとか感想文として・・・著者の言いたい事を取りまとめたいと上っ面の努力は払いましたが・・・駄目の様です。

何せね、話しが回るんよね。
「要は・・・」と言いながらさらに展開して行く感じですわ。

太平洋戦争後に日本人に刷り込まれた「民主主義」、つまり日本風土に合ったものではないアメリカ仕様のものを無理矢理吸収させられた結果、その「箍(たが)に嵌まり込んでしまった」嫁を大量生産した・・・それがイカン!、と言う事らしい。(女をそんな嫁に増長させた男、つまりちやほやさせた男もイカン!らしい)

そう言われれば・・・家庭での幸せを感じるんは、家電製品の充実度とか旅行の頻度とか、ブランド品をどれだけ揃えてるとか、言う物差しが有りますね。
日本民族の幸福感って・・・どんな場合?改めて考えちゃいますね。



2013年4月22日第1刷発行
2013年5月24日第2刷発行

発行所 講談社
デザイン 鈴木成一デザイン室←この方の丁壮デザインは、知る人ぞ知るらしいですよ。