プリンセス・トヨトミ --- 万城目 学 --- 文庫本

万城目 学 (まきめ まなぶ)
1976年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。2006年、第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞した「鴨川ホルモー」でデビューすると一躍脚光を集め、09年には同作が舞台化・映画化された。07年「鹿男あおによし」が第137回直木賞候補となり、テレビドラマ化。09年「プリンセス・トヨトミ」が第141回直木賞候補となり、11年には映画化。
 
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このことは誰も知らない----4百年の長きにわたる歴史の封印を解いたのは、東京から来た会計検査院の調査官三人と大阪下町育ちの少年少女だった。(後略)

 
回り読みの一冊。
カタカナで「トヨトミ」と来ると・・・石油ストーブを思い浮かべるのはボクだけだろうか?
その訳は ここ をご覧下さいな。
 
まぁ、とにかく大そうな題材を選び、展開を練り上げたものだと思う。
やはり・・・世の「小説家」は並の頭脳ではないのですな。
 
メインの登場人物は、表紙にもあるこの会計検査院検査官の三人だ。
右から、松平 元、旭・ゲーンズブルー、鳥居タダシ
(それにしても・・・旭・ゲーンズブルーさんはいい女だ。 )
 
それに、大阪・空堀商店街に住まう、真田大輔、橋場茶子と家族と町内会の人々。
 
流石は「小説」ですね。
 
初出「別冊文藝春秋」2008年1月号~2009年1月号
単行本 2009年3月 文藝春秋
 
文春文庫刊
2011年4月10日 第1刷
2011年5月15日 第4刷