法皇山横穴群 --- 石川県加賀市勅使町 ---

5月1日 14:50

「竹田の里」の枝垂れ桜を観たあと、山中温泉を通り抜けて小松市に向かう途中です。   
田植えの準備真っ只中の田園風景と山々の新緑が気分を癒してくれます。
 
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イメージ 2・・・と、遠くに新緑の中に桜色が見えます。コンデジを目一杯ズームして写してみました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 3で・・・その後ろを振り向くと、何やら不気味な洞穴があったのでした。
 
この道は何度も通っていましたが、今までは気づきませんでした。
 
 
 
 
 
 
 
 

国指定史跡 法皇山横穴群(ほうおうざんおうけつぐん)

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法皇山はかつて花山法皇の宝物を埋蔵したという伝説からその名の付いた、標高30m程の凝灰岩でできた山です。大正11年、県の史蹟名勝調査を嘱託された上田三平により発掘調査が行われ、この時はじめて横穴という古代の墓であることが確認されました。昭和4年には国の史跡に指定されています。
(石川県埋蔵文化財センターのホームページより転載)


名称の由来である花山法皇(かざんほうおう)は、第65代(984~986年在位)の天皇だそうです。なぜ花山法皇の宝物がここに??
まぁ、そのあたりは物語として受け止めましょうね。
 
この一帯は「江沼盆地」と言われてまして、ここに住む古代人が「墓地」としていた場所なんだそうですよ。
横穴のつくりは、奥に棺台を持つ玄室と、その前に前室があり、入口から前庭部が広がるのが一般的な構造だそうです。
 
横穴、つまりお墓の数は200基を下らないと考えられ、これまでに77基が確認されているとのことだ。
 
ふむ。やっぱり・・・感じた通りだったな。合掌