サンダカンまで --- 山崎朋子 ---

イメージ 1ノンフィクション作家「山崎朋子」さんの事。この作家を知ったのは、2001年・・・何気に手した「週間朝日」でした。・・・何してたんですかね?
この頃は金沢に居て、確か胃の調子が悪くて自宅近くのクリニックの待合室だったと思います。
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山崎朋子??豊子じゃなかったっけなぁ~位のノリで読んでいくうちに「五反野小学校」とか「大野」と言う地名が出てきて・・・いきなり嵌ってしまいました。
(もう一つ目に付いた理由があるんですが・・・それは内緒♪)

この方の主な著書に「サンダカン八番娼館」がありますが・・・全部読みきらず、放置からずいぶん時が経ってます。その悲惨?な内容がかなり辛くて投了しました。m(__)m
でもこの方の経歴に引かれて、週間朝日に連載されたあとに出版されたこの本を読みました。

父:福井県足羽郡六條村字下荒井の生まれ
母:福井県大野郡下庄村(現大野市中狭)の生まれ

お父さんの生まれた地名は・・・思い出すと酸っぱい味がしそうなのでそこはパスして・・・お父さんは潜水艦の艦長さんで、訓練航海中に殉職されました。
お母さんは、福井県下では著名な茶道、華道の指導者だそうで、福井女学校を卒業し東京に出て帝国女子専門学校を卒業した後、丸岡町の女学校に教師として赴任。その後結婚。

で、ご本人は戦後の混乱やお父さんが亡くなった事などでご苦労されて、大野高校から福井大学二部(この校舎は鯖江の歩兵第36連隊兵舎を活用したそうです。)に進み、福井県鯖江市の神明小学校、片上小学校と小学校教師を勤め、女優になる志を遂げるために上京、足立区綾瀬に居を構えて足立区五反野小学校に勤めたとあります。

地名はこのほかにも沢山出てきますが、ボクも福井県丸岡町で生まれ育ち、福井県武生市鯖江市で学生をやり、今では五反野に暮らしています。
鯖江にも大野、勝山にも友人は沢山居ます。
福井から足立区五反野・・・ボクだけではなかったのだ、と言う思いだけかも知れませんね・・・

この本は、全338ページです。しかも「自伝」ですから要約のし様もありません。自分の興味を持ったところだけを摘み食いしました。
もし、もっと深く知りたい!!とお考えであれば、是非この本を読んでみて下さい。