水洋かんと言えば夏の風物詩といったイメージがありますが、越前福井では冬に食べる習慣になっております。由来には諸説ありますが丁稚(でっち)羊かんの流れをくむと思います。いわゆる大正・昭和の頃丁稚さんが里帰りの折に食べた和菓子です。熱湯で寒天を溶かしたところに厳選されたあずきあん・特上の黒砂糖・ざらめ糖を混ぜて冷やし固めてあります。特に、黒砂糖のしっとりした甘さが舌に優しい上品な甘みを放ち乾いた喉にひんやりとした潤いがすべり落ちていく快感は何とも言えない・・・・。 控え目な甘さはブラックコーヒーにも良く合いほっとした気持ちにさせてくれます。寒い日に暖かくした部屋で食べる一切れは格別のおいしさです。 【冬期限定】製造販売 11月1日~3月末日 (パンフレットより転載)