北千住は寿町にある「大黒湯」
思い返せば・・・最初の記憶は2014年の11月だ。
長年勤めた会社を定年退職して半年ほどブラついたがジッとしていられなくて「同行援護」の資格を得て、目の不自由な方を市中案内する”仕事”に就いた。
そして、暫くして銭湯に案内することになった。
それが「大黒湯」
今日も、目の不自由な方を案内した。結構な永い期間を案内しているので番台に座るお母さん・・・というより、(ボクの)お婆ちゃん。(=母、てな感じ。)
初めの頃は「黙礼」を交わす程度が、挨拶の言葉を交わすようになり、時を重ねると目と目を合わして全てのコミニュケーションが完了するまでになった。
何せ、2014年からだ。
いかに社交性に欠ける自分でも5年も同じ時間に通えば、他のお客さん達とも自然と顔馴染みにもなれる。
また、同行援護という仕事柄、脱衣場でも洗い場でも服を着たままでいる事も認知されるようになっている。
そんな日々の今日。
「やめるんだってね」と誰かが言った。
「うん、そうだってね。六月一杯だそうよ」
おいおい。そんなの初耳だぜ。
・・・もう、落ち着いていられない。
躊躇しながらも、ジリジリと番台に近づいて行った。
「いつまで?」
なんか、矛盾するけど「止めるんだって」の「ヤメル」という言葉を発せたく無かった。
お母さんが言う。
もう、足も痛くて、両足ともねえ。首に針を刺して心電図をとる検査をやったら、
お医者さん、入院しろって。
首が前の方に傾くのよね・・・
六月一杯なの。
力一杯「残念だね」と、その言葉と一緒に「そうだね。からだ、直さなきゃ」と。
思わず・・・グッと来ちゃった、今も。
ぐるりと回ってみた。
煙突の先に・・・何か居るね。
なんだろ? 今度聞いてみよう。
後日番台の女将さんに聞いてみた。
「招き猫」ですって。
裏手から見た煙突。
耐震補強?かな。絵柄が芸術的にまで昇華している。。。かな?
お、こっちから見ても、なんか居る。
猫ちゃんか?
おっ、そうだ。こんなのを教わったのもここだ。
整理して載せようと思っていたけど・・・
取り敢えずランダムに撮り溜めていた画像を貼り付けましょか。